生き残る和風墓

洋風墓の人気が高まるにつれて徐々に和風墓の需要が減少しているのは確かですが、それでも急激に減っているわけではなく、根強い人気は確認できます。その理由を分析すると、和風墓の佇まいが凛としていることが要因であると分かります。確かに洋風墓はお洒落に見えるのですが、和風墓にも独特の雰囲気があり、重厚な墓石は圧倒的な存在感を醸し出しています。それが日本の伝統と合致しており、シンプルなものに魅力を感じることのできる人に選ばれているのです。また和風墓も細かなアレンジが加えられて、より洗練されたデザインの墓石が登場しており、若者でも高く評価できるものも散見します。和風墓に対するこうした需要は、最近のお墓文化の簡素化の動きと関係しているかもしれません。大仰に弔うことに拘らず、コンパクトな墓参り、シンプルなお墓を望む人が増えているからです。この傾向の背景に何があるのかは定かではありませんが、筆者が思うに、墓地の確保が昔に比べて難しくなっているのではないでしょうか。とにかく墓地をレンタルできるほど経済的余裕が無いため、納骨堂などで済ませようとする人が増えているのだと想像できます。他方、墓石を購入しようとする人の行動にも変化が見られます。墓石の選択に当たり、インターネットが活用されているのです。インターネットでじっくりと比較検討できるため、無難なデザインよりも個性的なデザインを選択する人が増えているのです。石材屋のホームページを閲覧すると、そこには無数の石材の特徴、価格が掲載されています。その中から好みの石材を選び、オーダーすることが出来るため、結果的に個性的な墓石に仕上がるのでしょう。

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