納骨堂の今後

納骨堂は墓地、お墓という形態に比べて、将来性のあるサービスだと考えられます。特に都市部では死亡者数の増加に墓地が対応しきれず、否が応でも納骨堂にシフトせざるを得ません。若者の価値観も変化、多様化しているため、お墓でなければ納得できないという人は少ないでしょう。しかし納骨堂が主流になろうとも、課題は残存すると思われます。例えば孤独死は今後増えるとされていますが、公営の納骨堂を整備し、無縁墓地や孤独死した方の遺骨を受け入れるなどして、対応に乗り出さなければなりません。さもなければ、納骨さえされない遺骨が生じてきます。しかし納骨まで上手く済ませられたとしてもなお、新たな問題が生汁と考えられます。というのも、納骨堂との契約期間なるものが存在するからです。納骨はあくまでも契約期間に基づいて業者が管理します。ですから契約期間が過ぎれば、管理を放棄することもあり得るのです。しかし契約が交わされていないケースはより複雑です。勝手に遺骨を処分することが出来ませんから、途方に暮れるのです。納骨堂の経営が、そうした曖昧な状態にあることも確かで、宗教上の教義との兼ね合いも含め、今後の課題となるはずです。納骨の永続性をめぐって、何故話がまとまらないのでしょうか。その一つに施設の修繕費、修繕のタイミングの問題があります。ビルの一箇所に納骨スペースを設けているところが大半であり、そこではビルそのもののメンテナンスが数十年に一度、法令に従う形で行われます。修繕をする場合も(不法に)しない場合も、納骨の永続性は断たれます。しかし契約自体をその点に触れることなく済ませてしまうこともあるのです。

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