火葬の考え方

お葬式に参加した際、故人のお顔を拝ませてもらおうと思っていたのに、既にお骨になっていて驚いてしまったというような経験をしたことはないでしょうか?これは、お葬式の前に「火葬」を行ったということになりますが、「火葬」のタイミングというのは、一般的にお葬式の後と思われているのではないでしょうか。しかし、この当たり前と思われている「火葬」のタイミングというものは、実は地域によって異なるとされているようです。その昔、土葬から火葬へと移行した時代には、お葬式の後に火葬をするという順番が圧倒的に多かったようですが、近年では、多くの割合でお葬式の前に火葬を済ませることが多くなってきているようです。地域によって差があるため、お葬式の前に火葬を行う地域の人も、お骨になってると思っていたのに棺に遺体が入っていて驚いてしまうという事もあると言われています。こういったように、お葬式は地域によって独特の風習やしきたりが多いのではないでしょうか。その土地では当たり前であった習慣も、ほかの地方では全く違う風習として見られるために戸惑うということも多いそうです。ちなみに「骨葬」が生まれた理由としては、遺体が傷みやすいということが多いと言われており、伝染病の発生防止といった理由もあるのではないでしょうか。また、交通事故などのような場合、遺体の傷みがひどいという理由から火葬を急ぎ、骨葬という選択になる場合もあるでしょう。近年では火葬場で簡略した葬儀を行うといった「火葬式」も広まっているように、「お葬式」というものは、昔ながらのスタイルにとらわれない考え方で進化し続けていると言えるのではないでしょうか。