服装

「お葬式」という儀式は、そう何度も経験することでもなく、一般的な会話のコンテンツとしても登場し辛い話題なのではないでしょうか。そのため、多くの勘違いをしている事柄も多くあると言えるのではないでしょうか。例えば「喪服」を例に挙げてみましょう。「喪服」とは、本来遺族が喪に服すことを表す服装とされているようです。よく参列することになった際などに「喪服を出しておかなくちゃ」などという発言を耳にしますが、正しくは、参列する側は「喪に服する」わけではなく、「故人を偲ぶため、失礼のないように正装する」という考え方が正しいと言えるでしょう。ただ黒い服を着れば問題ないということでもなく、現在の日本の喪服と言えば礼服となりますが、正装となるとモーニングや和装などになるでしょう。故人から見て3親等以内の遺族は正式な喪服を着用し、会葬者は略式の礼服を着用すればいいということになるでしょう。ここで注意すべき点としては、会葬者が正式な喪服を着てはいけないということではないでしょうか。これは、親族よりも格式が上の服装は失礼に当たるとされるためであり、例えば、喪主が略式の喪服のブラック・スーツを着ているのに対し、親戚が正式なモーニングや和装をするというのは、よくないということになるようです。また、仮通夜などに参列する場合は、喪服ではなく地味な平服のほうが良いとされているようです。これは、そもそも仮通夜というものは、亡くなった直後に営まれるものとされているため、喪服を着ては不幸を予期していたようで、失礼になるとされているからのようです。火葬式といった略式の葬儀へ参列する際などは、あらかじめ服装についての確認や打ち合わせを行っておいたほうが良いかもしれないでしょう。